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表1−1−3 仙台市の在宅寝たきり高齢者の将来推計(参考)

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*1資料:厚生省統計情報部「平成4年国民生活基本調査」
*人口の推計値に出現率を掛け合わせて算出.

 

推計は2010年まで行ったが、人口ピラミッドにみるように、団塊の世代が2015年に65歳以上人口に参入すると、高齢化は一段と進み、高齢人口の絶対数も増加する。ここでの要介護高齢者の推計はその手前までのものであり、この先により厳しい状況が待ち受けていることを認識しておく必要がある。
(4)人口推計の方法と前提条件
ア 推計手法
推計手法はコーホート変化率法を用いた。本推計を行なった時点では、1995年の国勢調査結果はまだ使える状態になっていなかった。通常の5歳階級別コーホート変化率を用いて5年ごとの推計を行おうとすると、1990年までの古い国勢調査データを利用しなければならず、最近5年間の変化の実態を取り込むことができない。そこで、最近年次までの各年別の住民基本台帳人口を用いて各歳別コーホート変化率を求め、これをべースに将来の各歳別コーホート変化率を設定し、将来人口を各年各歳別に求めることにした。
イ 基準人口
1995年10月1日現在の男女・各歳別の住民基本台帳人口
ウ 将来の合計特殊出生率(TFR)
将来の出生数を推計するためには、婦人子供比(Child−Woman Ratio)または合計特殊出生率(以下、TFR)の将来値を設定する必要がある。ここでは、より精度の高い推計結果が得られるTFRを用いることにした。

 

 

 

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